2023.04.22
墓じまい法要の服装は平服?喪服?マナーについても解説
墓じまいをする際にどういった服装で行けばいいのか悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では墓じまいをする際の服装について詳しく解説していきます。季節や天候に合わせた服装や墓じまい法要時のマナーや注意点にも触れているので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
墓じまい時の服装は平服で大丈夫
まず結論からお伝えすると、墓じまいの工事を行う日の服装は「平服」で問題ありません。
ただし、ここで言う平服とは「普段着」のことではなく「略式礼装」もしくはそれに近い服装のことで、Tシャツやジーンズのようなカジュアルウェアは含まれないので注意が必要です。男性の場合は黒や紺・グレーなどのスーツ、女性の場合は同じく黒や紺・グレーのスーツかワンピースが適切です。
子供の場合、特に決まりはありませんが、学校の制服や黒・紺色のスーツ、もしくは派手な色を避けた落ち着いた色味の服装などが良いでしょう。キャラクターのついた服装も避けるのが望ましいです。
墓じまい当日に法要がある場合は喪服で参加する
墓じまいの工事を行う日に閉眼供養も行う場合は、喪服での参加が望ましいとされています。閉眼供養の後に墓じまいの工事を行う場合は、喪服のまま参列しても問題ありません。
事前に服装について相談しておくのがおすすめ
僧侶を呼んでの閉眼供養の場合は喪服が望ましいですが、身内や親戚だけが集まる場合は服装にばらつきが出てしまうこともあるでしょう。そのため、可能であれば事前に服装について喪主に確認を取っておくことをおすすめします。
季節や天候に合わせた墓じまい時の服装
墓じまいの日の服装が分かっても、季節や天候に応じて服装に悩んでしまうこともあるかと思います。ここからは、季節や天候に合わせた墓じまい時の服装について詳しく説明していきます。
夏の暑い時期の墓じまいや供養時の服装
汗をかいてしまうような夏の暑い時期の場合、男性は上着を着ずにワイシャツのみでも問題ありません。ただし、周囲の方に不快感を与えないために、柄や色のないシャツを着用するようにしましょう。
女性の場合も、半袖のワンピースやシャツ・ブラウスでも問題ありません。こちらも派手なものは避けておとなしめの色のものを選びましょう。また、スカートの着用も問題ありませんが、膝上が見えるような丈の短いものは選ばないようにしましょう。
冬の寒い時期の墓じまいや供養時の服装
冬場の寒い時期の場合、スーツなどの上にコートやダウンジャケットを羽織っても問題ありません。寒さを我慢して体調を崩してしまっては大変なので、無理をせずに暖かい服装で参加するようにしましょう。ただし、派手な色のものは避けて、黒やグレーなど地味な色の服を選ぶようにしましょう。
また、毛皮や革製のコート・ダウンジャケットは殺生を連想させてしまうため避けるようにしてください。
雨の日の墓じまいや供養時の服装
雨が降っている日でも、晴れているときと同じく平服もしくは喪服を着用することになりますが、同じく傘の色や柄にも気を配る必要があります。なるべく派手な色や柄のある傘は避けて、黒やグレーなど落ち着いた色味のものか透明なビニール傘を選ぶようにしましょう。
墓じまい法要時のマナーと注意点
最後に墓じまい法要時のマナーと注意点について解説していきます。
まず、墓じまいの法要時には下記のようなものを準備しておくようにしましょう。
- ● お布施
- ● お供え物
- ● 掃除道具
- ● 線香やろうそく
お布施
墓じまいで閉眼供養を行う場合、お布施を忘れないようにしましょう。お布施は今までお世話になったことに対する感謝を伝えるためのもので、袱紗(ふくさ)に包んで持っていくことが大切です。渡すときには袱紗に乗せて袋を差し出すようにしましょう。
明確に決まりはありませんが、3〜10万円程度が相場だといわれています。
また、遠方から僧侶の方に来てもらう場合には「お車代」として5千〜1万円程度のお金を別途用意しておくとより丁寧になります。
お供え物
墓前にお供えするお供え物も忘れずに持っていくようにしましょう。特に決まりがあるわけではありませんが、お花や果物、お菓子などが選ばれることが多いです。故人が生前に好んでいたものを選んでも良いでしょう。参列者の場合は、包装紙とのし紙をつけておき、表書きには「御供」と書いておくようにしましょう。
ただし、肉や魚などの生物や高価なものはなるべく避けるようにしましょう。
掃除道具
現在のお墓では最後のお墓参りとなるので、今までの感謝の気持ちを込めてしっかりと掃除をしておくようにしましょう。持ち物としては下記のようなものが挙げられます。
- ● ほうき・ちりとり
- ● バケツ
- ● タオル・雑巾
- ● スポンジ・たわし
- ● スコップ
- ● 軍手
- ● ゴミ袋
線香やろうそく
線香とろうそくも忘れずに持っていくようにしましょう。基本的に墓じまいは外で行うことになるため、火をつけるための道具はライターよりもチャッカマンの方がおすすめです。風が強い日の場合、なかなか火がつかないこともあるので、風よけのついているものを選んでも良いでしょう。
礼拝の時に数珠が必要になるのでこちらも忘れずに準備しておくようにしましょう。
まとめ
墓じまいの工事を行う日の服装は「平服」で問題ありませんが、法要もある場合は喪服での参加が望ましいとされています。基本的には派手な色味の服装や丈の短いスカートなどは避けて、黒や紺・グレーなどの落ち着いた色味のスーツやワンピースを着用するようにしましょう。服装について心配な場合は、事前に相談しておくのもおすすめです。
また、墓じまいの法要時には、お布施やお供え物、掃除道具、線香・ろうそくなどを忘れずに持っていくようにしましょう。
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