2021.9.13
妊娠中のお墓参りってどうしてる?おすすめ時期や服装をまとめてご紹介
日本では、お盆やお彼岸などの節目に親族が集まってお墓参りをする風習がありますが、参加してもいいのか迷う妊婦さんも多いようです。
かつて妊娠中は忌事を避けるべきと考えられていましたが、最近ではお墓参りに対する価値観や様式も変わり、妊娠中にお墓参りをするのは全く問題ないとされています。
しかし、体調やマナーなど気になる点も多いでしょう。
そこで今回は、妊娠中にお墓参りをする際の注意点について解説します。
ただし、あくまでも一般的な内容となっているので、他に心配事がある場合には、必ず医師に確認してくださいね。
妊娠中のお墓参り 行ってもいい時期
妊娠中、どの時期にお墓参りに行ってはいけない、という決まりはありませんが、体調などの面から避けた方がいい時期があります。
特に気を付けてほしい点が2つあるので、1つずつ解説していきます。
安定期がおすすめ
妊娠中は精神的にも肉体的にも心配事が多くなりがちですが、一般的に「安定期」と呼ばれる妊娠5ヶ月から8ヵ月頃までは、比較的トラブルも少なく過ごせる人が多いとされています。
安定期に入ると初期流産のリスクが大幅に減り、妊娠初期から続いたつわりも治まってくるパターンが多いので、それに合わせて活動的になる妊婦さんも増える頃です。
一方それ以外の時期は、やはり妊娠初期には重いものを持つことで流産のリスクが上がったり、ひどいつわりに悩まされたりする人もいるでしょう。
また安定期が過ぎて臨月が近付くにつれ、破水や陣痛がいつ起こっても不思議ではない状態となります。
慣れていないお墓参りに行くのはリスクが大きく、周りにも心配をかけてしまうことになるので、やめておいた方が賢明です。
そういったことを加味すると、やはり安定期が最も安心してお墓参りができる時期といえますね。
季節にも要注意
いくら安定期で体調が良いとしても、猛暑となる真夏や、反対に雪が降るような真冬は控えた方が無難です。
たとえお参り自体がほんの数分だとしても、実際は駅や駐車場からお墓がある場所まで距離があるので、厳しい暑さや寒さの中で少なからず歩くことになるでしょう。
また、お墓参りは草むしりや掃除をまとめて行うことも多く、それに参加するとなると合計で2〜3時間かかることも珍しくありません。
妊娠していない人でもひどく体力を消耗してしまうので、妊娠中ならなおさら注意が必要です。
特に多くの人がお墓参りをするお盆の時期は、断るのに気を遣うかもしれませんが、もしものことを考えてやめておくことをおすすめします。
ただでさえ妊娠中はホルモンバランスが乱れがちで疲れやすくなります。
無理をすると出産にまで影響する可能性があるので、お墓参りをするならできるだけ暑さや寒さが一段落している時期を選びましょう。
服装の注意点
妊婦さんからすれば、妊娠中にお墓参りをする際の服装も気になるところでしょう。
いくつか注意点がありますが、中でも最も気を付けてほしいのが足元、つまり靴です。
普段のお墓参りを思い出すと分かってもらえると思いますが、お寺にしても霊園にしても、地面は砂利や土となっている場合がほとんどです。
水が撒かれていたり、前日に雨が降ったりした場合は足元がさらに悪くなるでしょう。
またお腹が大きくなると足元を確認しながら歩くのが難しくなるため、障害物に気付けずつまずいてしまうことがあるかもしれません。
普段ならヒールのある靴を履くところですが、妊娠中はヒールのある靴は控え、フラットシューズなどを選びましょう。
派手でなければ、履きなれたスニーカーでも問題ありません。
法事などがなくお墓参りだけをする場合は、喪服を着る必要がないので、お腹周りがゆったりとしたワンピースがおすすめです。
ただし、妊娠中は特に身体が冷えないように気を遣うことが大切です。
長時間外の空気に触れていると、思いの外冷えてしまうこともあるので、真夏以外はタイツやレギンスなどを着用すると安心です。
その他の注意点
お墓参りをする時期や服装以外にも、いくつか注意した方がいいポイントがあります。
体調
妊娠中は、何を差し置いても優先しなければならないのが体調です。
たとえ安定期であっても、決して油断はできません。
家を出た時は体調が良くても、途中で気分が悪くなったり、いつも以上に疲れを感じたりした場合は遠慮せずに周りの人に伝え、できれば座って休憩させてもらいましょう。
また、妊娠中はトイレが近くなるという人が非常に多いです。
お寺や霊園に着いたら、先にトイレの位置を確認しておくと安心です。
持ち物
お墓のある辺りにベンチなどが設置されていればいいのですが、一般的なお寺や霊園で休憩できる場所はあまり見かけません。
特に夏場は疲れやすくなるため、疲れた時に休めるよう簡易式のチェアと日傘を持参するのがおすすめです。
また、急に体調が悪くなってしまった場合、そのまま病院に寄る可能性もあるので、保険証や母子手帳なども持っておくと安心です。
気温の変化にも対応できるよう、上着や厚手のタイツなどを用意しておくのもいいでしょう。
こうして見ると、普段のお墓参りに比べて荷物も多くなりがちですが、妊娠中は「備えあれば憂いなし」と考えて、十分過ぎるほど準備をしておくべきです。
ただし、重たい荷物を持つのはトラブルの元となるので、あらかじめ同行者にお願いしておきましょう。
注意すべきポイントを押さえて安全なお墓参りをしよう
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、妊娠中にお墓参りをする際の注意点についてご理解いただけたと思います。
昔は避けるべきと言われたお墓参りですが、最近はむしろ亡くなった方たちに近況報告するのは良いことと考えられています。
ただし、無理は禁物です。
体調や時期などでお墓参りが難しい場合は、代わりにお墓参りをしてくれる「お墓参り代行サービス」の利用も検討してみるといいでしょう。
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