2021.12.2

お墓を建てたお祝いって?建立祝いのタイミングや贈呈品を詳しく解説

新居を建てた際、家族や友人が集まって新居祝いをするのは珍しくありませんが、お墓の場合はどうでしょうか。
実は、お墓を新しく建てた際も同じように建立祝いをすることがあるのです。
一般的にお墓を建てるということは誰かが亡くなったことを意味するため、明るいムードの「お祝い」にはそぐわない気がします。
しかし考え方を変えれば、あらためてご先祖様との繋がりを確認できる良い機会でもあるのです。
本記事では、そんなお墓の建立式を行うタイミングや最適な贈り物、式の流れなどについてご紹介します。

お墓の建立祝いとは?

そもそもお墓の建立祝いとは、お墓を建立した際にそのお披露目として行われる建碑式のことです。
建碑式では墓石に魂を入れる法要を行うため、開眼法要とも呼ばれています。
お墓は亡くなった人を偲ぶ場であるため、「祝う」ことは悪いことのように感じる方もいるかもしれません。
しかし、お墓を建てることで、これからの子孫が眠ることができる場所を作ることができます。だからこそお墓を建立した際に、先祖代々眠れる場所を作ったことを称え、「建立祝い」を行います。

お墓の建立祝いっていつするの?

お墓を建てた際の建立祝いは、通常いつ行われるものなのでしょうか。
お墓を建てたからといって、何も考えずお祝いに出向いては失礼にあたることもあるので、マナーとして知っておきましょう。

亡くなった人のためにはお祝いしない

一般的に、お墓は誰かが亡くなったことをきっかけに建てられるものです。
しかし、原則として亡くなった直後にお墓が立てられた場合は建立祝いは行いません。
葬儀や法要でバタバタしている中でお祝いを持参するのはマナー違反となるため、絶対にやめましょう。
一方、没後すぐにお墓を建てず、一周忌を目安に建立したり、あるいはそれ以降になったりというのもよくある話です。
このように亡くなってからお墓が建立されるまで時間が経っている場合は、建立祝いを渡しても良いとされています。
中には、納骨式などの仏事とお墓のお披露目が同時に行われるパターンもあります。
その場合は基本的に仏事が優先されますが、どうしても建立祝いをしたい時にはタイミングを見て先に渡しておくといいでしょう。

死後に備えて生前にお墓を建てる

生前にお墓を建立してお披露目に招かれた場合は、喜んでお祝いしましょう。
もともと、生前にお墓を建てることを「寿陵(じゅりょう)」と呼び、長寿を招く縁起の良い行為だといわれています。
お墓は死後の住処と捉えられていることもあり、新しく建てるのはおめでたいことなのです。

お墓の建立にぴったりのお祝い

家の新築祝いにはさまざまなプレゼントがありますが、お墓を新たに建立した際のお祝いには何が最適なのか悩むところだと思います。
ここでは、お金を包む場合とそれ以外の贈り物を選ぶ場合の2パターンをご紹介します。

お祝い金

通常のお祝いと同じように、建立祝いとしてもお金を渡す人が多いです。
しかし、祝儀袋を間違うと失礼な行為となってしまうので注意が必要です。

すでに亡くなっている場合

没後にお墓を建てる場合は、お墓だけ別にお披露目がされることは少なく、納骨式や一周忌の法要などと一緒に行われるのが一般的です。
仏事がメインとなるため、葬儀やお供えなどで使用する不祝儀袋を用いましょう。
黒白、双銀、双白いずれかの水引を使ったもので、表書きは「御仏前」となります。
家族であれば3~10万円、親族で2~3万円、友人・知人なら1万円が相場です。

生前なら盛大にお祝いを

生きている間に建立したお墓のお披露目であれば、紅白の水引をあしらった祝儀袋を用いるのがマナーです。
表書きは「御霊前」や「御香典」でも間違いではありませんが、せっかくなので「建立祝」と書くのが分かりやすくておすすめです。
費用相場は同じですが、法要などが行われない分、家族なら3~5万円、親族なら1~3万円と少し減額しても問題ありません。

お祝い金以外

中には、お金以外ではなくお菓子やお花などをお祝いとして贈る人もいます。
お供えを選ぶ時と同じように、お菓子であれば個包装でできるだけ日持ちするもの、お花であればあまり派手でなく淡い色合いのものを選ぶといいでしょう。
生前の建立祝いの場合は、祝儀袋と同様に紅白の水引が描かれた熨斗を付け、表に「建立祝い」と書きます。
ただし、亡くなった後で法要などと重なる場合は、仏事が優先されるためお金を贈るのがマナーです。

お墓の建立式と法要のながれ

お墓を建てたら、無事にお墓が建った記念に建立式を行うことがあります。
建立式は「建碑式」とも呼ばれ、建立したお墓のお披露目と魂を入れる「開眼法要」を併せて行ないます。
建立式と法要は以下のような流れで進められるので、一通り知っておきましょう。

お墓の掃除

遺骨を納める前に「清める」という意味で、まずはお墓の掃除をします。
新しく建立したお墓であればきれいな状態ですが、それでも心を込めて墓石から付属品、周囲の草むしりやゴミ拾いまで一通りしておくのが基本です。

祭壇・お供え物の準備

お墓の完成に合わせて建立式を行う場合、携わった石材店が祭壇の準備などを手伝ってくれるケースが多いようです。
一般的には、祭壇となる台の上に三宝(さんぼう)と呼ばれる脚の付いたお盆を用意し、そこにお供え物を置きます。
乾物や野菜などと一緒に、お菓子やタバコ、お酒などの嗜好品も並べることが可能です。
ただし、それぞれの地域ごとに慣習が異なり、お供えの内容が決まっていたり、場合によっては自家のお墓だけでなく両隣にもお供えをしたりといった風習などもみられます。
詳しいことが分からない場合は、石材店や寺院などに尋ねてみましょう。
一方、お墓の建立後何年も経ってから建立式を行う場合、石材店によっては対応してくれないこともあります。
はじめから建立式を検討している人は、先に石材店に相談しておくといいでしょう。

除幕

除幕とは、新しく建てたお墓にかけられている白いさらしを取り外すことです。
白いさらしには、開眼供養を行なう前にお墓に悪い気が入ってしまわないように、お墓を守る役割があるのです。
実は、この除幕で用いた白いさらしは、非常に縁起の良いものとされています。
持ち帰って仏壇の掃除に使ったり、参加者の中に妊婦さんがいれば、腹帯にすると安産になるなどの言い伝えがあるので、捨てずに活用しましょう。

読経と焼香

除幕でお墓をお披露目した後は、いよいよ開眼法要に入ります。
墓前にて僧侶に読経をしてもらっている間、目を閉じて合掌しながらご先祖様や故人の冥福を祈りましょう。
読経がひと段落したら、参列者は焼香を行っていきます。
香炉は祭壇に設置されているので、僧侶から焼香の指示が出たら順番に焼香しましょう。

お布施

ここまでの流れが済んだら、ほとんどの場合僧侶からのお話があり、法要が終了となります。
明確なルールがあるわけではありませんが、多くの人がお話が終わった後にお布施を手渡します。
そのまま僧侶は帰ってしまうので、バタバタしてしまわないためにも、あらかじめお布施を準備しておくことが大切です。
地域によっては、お供え物の一部を分けて持ち帰ってもらうケースもありますので、慣習に倣うといいでしょう。

後片付け

お布施を渡して僧侶が帰った後は、早めに後片付けを行います。
関東であれば、香炉に線香を寝かせて焼香するのが一般的ですが、関西では線香を立てたまま使用します。
その場合、焼香が終わった後、周りに灰が落ちていることが多く、掃除にも手間がかかります。
時間が経つと灰が固まってしまうので、その前に水で流してしまいましょう。
供養としてお酒をかけた場合も、しっかりと水で流して置かなければなりません。
お墓の腐敗、動物や虫の被害を防ぐためにも、お供え物はその場に残さないのが原則です。

お墓をお披露目するタイミング

そもそも、建立式はいつ行うのがベストなのでしょうか。
お墓を建てた時期別に解説します。

亡くなった後にお墓を建立した場合

すでに亡くなっている人のお墓で建立式を行う場合は、法要と併せて行うのが一般的です。
しかし、お墓を新設するには2~3ヶ月、あるいは規模やデザインによってはそれ以上の期間を要するため、一周忌やその翌年の三回忌などで行うことになるでしょう。

生前に建立したお墓をお披露目する場合

生きている間に新設したお墓については、特に建立式をする時期は決められていません。
特にこだわりがなければ、完成した際にお披露目をする人が多いようです。
他に納める遺骨がある場合は、納骨の日に合わせて行うのもいいでしょう。

お墓の管理ってどんなことをするの?

お墓を新設したら、そこから責任を持って管理していかなければなりません。
一般的にどのようなことをするのか、簡単にご紹介します。

定期的な掃除

メインとなるのが、お墓の掃除です。
定期的に足を運び、墓石や付属品、お墓周りをきれいに保ちましょう。
どれだけ手をかけていても、24時間雨や風にさらされているお墓は汚れが溜まってしまいます。
数年に一度は専門業者に依頼して、墓石をクリーニングしてもらうのもおすすめです。

献花

お墓が近ければ、花が枯れた頃に新しい花を飾りに訪れる人もいますが、なかなか継続して花をお供えするのは簡単ではありません。
それでも、年に数回ある節目にはお花をお供えするのがマナーです。
特にお盆やお彼岸などは家族以外にもお墓参りに訪れる人が多く、その時に枯れ果てた花が放置されているのは好ましくありません。
最低でも、節目の少し前には掃除と献花を済ませておきましょう。

必要経費の支払い

ほとんどの墓地では、一年に一回管理費を納めることになっています。
管理費は、お墓の維持だけでなく、水道などを使用する施設費や備品代などに充てられます。
滞納すると、最悪の場合お墓を撤去されることにもなりかねないので、必ず期日までに支払うようにしましょう。

お墓の建立式に関するマナーや流れのまとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、お墓の建立祝いについてご理解いただけたと思います。 お墓の建立祝いは頻繁に行なわれることではありませんが、お祝い事ということもあり、立ち会った時のために最適な贈答品やマナーなどについてしっかりと理解しておくことが大切です。 また、自身や家族のために建立式を検討している方は、法要の流れやお墓の管理などについても併せて覚えておきましょう。

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