2021.9.13

日本と海外でこんなに違う!故人の弔い方やお墓参り事情をご紹介

日本と海外でこんなに違う!故人の弔い方やお墓参り事情をご紹介

「日本の葬儀にあたる儀式は各国にありますが、その中身には驚くほど違いがあります。 まさに国の数と同じだけ様式があると言っても過言ではないでしょう。
では海外では故人をどのように弔い、また日本のようにお墓参りをするのでしょうか。 本記事では、日本と海外の葬儀の違いやお墓参り事情についてご紹介します。

海外の弔い方

日本で葬儀が行われるように、海外でもその国ならではの風習が受け継がれています。

今回はその中から、特に日本で重んじられている「葬儀」「霊園」「墓石」について調べました。

国によって、一体どのような違いがあるのでしょうか。

葬儀

日本では全員が喪服に身を包み、厳かな空気の中葬儀が行なわれますが、キリスト教徒が大半のアメリカでは、葬儀はもう少しカジュアル。

雰囲気は同様ですが、基本的に遺族と葬儀屋以外は黒い服装である必要はなく、明るい色合いの服装で参列する人も珍しくありません

また葬儀は墓地の前で行うのが一般的で、日本のように会場を借りて行うケースは非常に稀です。

一方、ヨーロッパではカトリックとプロテスタントで葬儀の様子も異なります。

カトリックの葬儀は地域住民も集まって盛大に行われますが、プロテスタントにおいては家族だけが集まって簡素に済ませてしまうのが一般的です。

ヨーロッパの中でも、特に厳しい決まりがあるのがノルウェー。

棺をはじめ花束や装飾品まで「全て土に還る素材であること」と決められているのは、土葬が主流の国ならではの発想ですね。

ではアジア圏なら日本と同様か、というとそうではありません。

中国の葬儀は、所狭しとお供え物を並べた会場で爆竹を鳴らしたりお金を撒いたり、ととにかく賑やか。

葬儀を盛り上げるための「泣き女」が存在するなんて、日本では考えられない風習です。

世界では他にも、遺体を鳥に食べさせる「鳥葬」や、遺体を川に投じる「水葬」など、私たちの知らない葬儀が行われています。

霊園

青々とした芝生の中に真っ白な墓石が並ぶ、そんな霊園の風景を映画などで見たことがあるでしょう。

見る人を魅了するほど美しく、一部で「公園墓地」と呼ばれているのにも納得です。

特にイギリスでは色とりどりの薔薇の花が咲き乱れ、観光名所になっているほど。

しかしこれはヨーロッパに限ったことではなく、世界に共通する特徴です。

日本の霊園が暗くどこか物悲しい雰囲気であるのに対し、世界中の霊園は明るい場所として捉えられています

これは、霊は恐ろしいもの、死者はきちんと供養して敬うべきものという日本人の死生観や宗教感からくるものだと言われています。

海外では、霊園はあくまでも故人を想う場所、故人が生前に受けた神のご加護に感謝を示す場所だと考えられているのです。

こうした根本的な価値観の違いを知ると、霊園も少し違った見方ができるかもしれません。

墓石

霊園と同じように、墓石も日本と海外では正反対。

キリスト教徒の多い地域では、十字架と平板状の墓石が主流で、色は白が基本です。

人物像やメッセージが刻まれることも。

そんな立派なお墓でありながら、アメリカにはお墓参りという習慣はありません

わざわざ墓地へ行かなくとも「常に心の中にいる」「いつも祈っている」という考えがあるからでしょう。

「人は死んだら森に帰る」と考えられているスウェーデンでは、郊外の公営墓地にプレート型の墓石が並びます。

木々の間から落ちる木漏れ日が墓石を照らす様子が美しく、ユネスコ世界遺産に選ばれているほど。

1年を通して多くの人が訪れる観光スポットとなっています。

またお墓を「死者の住処」と捉えるフランスでは、小さな家の形の墓石があちこちに見られます

このように、国ごとに違った墓石やお墓のスタイルがあるのです。

土地事情で国が樹木葬や海洋葬を推奨したり、土葬から火葬になり広いお墓が不要になったり、と世界的にお墓事情が変わりつつありますが、そもそもお墓自体を建てる習慣のない国もたくさんあります。

日本のように、お盆や彼岸など決まった日にお墓参りをするという習慣は、世界的に見ても少数派と言えるでしょう。

昨今の日本のお墓事情とは

これまでの長い歴史の中で、日本では先祖代々家長となる人がお墓を受け継ぎ、そうでない人はまた新たに家族のお墓を建てるという風習が守られてきました。

しかし、核家族化や少子化の影響で現代に生きる人々の価値観も変わりつつあります。

墓じまいをしたり、永代供養や自然葬を選んだりする人が増えているのです。

一方、従来とは違うデザイン性の高い墓石の需要が高まっているのも事実です。

お墓のスタイルやお墓に対する想いが変わっても、日本人のご先祖様や故人に対する想いが変わるわけではありません。

今後は、もっと多様なスタイルでお墓という存在が受け継がれていくのでしょう。

海外にいて日本のお墓参りができない方へお墓掃除代行・お墓参り代行

日本で注目を集めている「お墓掃除代行」「お墓参り代行」をご存知でしょうか。

その名の通り、お墓参りに行けない家族に代わり業者がお墓の掃除やお参りをしてくれるサービスです。

お墓参りの習慣があまりない海外では聞き慣れないかもしれませんが、近年は国内でも高齢化や核家族化、新型コロナウイルスの感染拡大などが影響し、お墓参り代行サービスを依頼するケースが増えています。

あまりイメージができない、という人のために、お墓参り代行の大まかなサービス内容をご紹介しておきましょう。

お墓の清掃

まずは墓前に手を合わせてから、お墓と周辺の清掃が行われます。

長い間お墓参りをしていない場合は、墓石が見えなくなるほど草が茂っていることも少なくありませんが、それらも全て除去してくれます。

お花・お供え物の交換

古くなったお花やお供え物を、新しいものに交換します。

お酒やタバコなど、故人の嗜好品をお供えしたい場合はオプションで頼むことも可能です。

報告

全ての作業が終了したら、メールで完了報告が届きます。

作業の開始時と終了時に撮影された写真が添付されてくるので、安心してお任せできます。

以上が、お墓参り代行の流れとなります。

海外にいても電話やwebから簡単に申し込みができるので、国内にいるのと同様に依頼が可能です。

これまで海外にいることを理由にお墓参りを止めてしまっていた方も、この機会に一度依頼してみてはいかがでしょうか。

ご先祖さまや故人が眠るお墓を久しぶりにピカピカに掃除すれば、気持ちもすっきりするはずです。

お墓掃除代行・お墓参り代行を利用して離れていても安心のお墓参りをしよう

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでいただくことで、海外での故人の弔い方や、昨今のお墓事情についてご理解いただけたと思います。

お墓に対する考え方は国や人によってそれぞれですが、海外に住んでいるからといってご先祖様や故人に対する想いが変わることはないでしょう。

海外にいてもお墓参りがしたい、お墓が心配という方は、この機会にぜひお墓掃除代行・お墓参り代行サービスを利用してみてくださいね。

お墓参り代行「きたよ。」は、全国でお墓掃除代行・お墓参り代行サービスを運営しています。

心を込めたお墓参り代行サービスなら「きたよ。」

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22,000税込

墓石清掃・雑草除去・お花・お線香
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受付時間/9:00~20:00(土日祝 可能)

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