2021.9.13
【意外と知らない?】お彼岸の由来や過ごし方を紹介します
日本人であれば、ほとんどの方は、「お彼岸」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。
一般的に、お墓参りに行くという行為自体は広く浸透していても、お彼岸とはどのようなものか詳しくは知らない方も多いと思います。
そこで、本記事では、お彼岸について紹介していきます。
どのようにしてお彼岸を迎えればいいのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
お彼岸とは
現在の日本のお彼岸は、法要やお墓参りでご先祖様や仏様を供養する期間のこと表します。
ですが、元来、お彼岸は異なる使い方をされていた言葉でした。
お彼岸は、「至彼岸(とうひがん)」を意味する言葉で、「此岸(しがん)」といわれる煩悩と迷いの世界にいる人間が修行によって、悟りの世界である「彼岸」へと到達すること、もしくは到達するための修行のことを指します。
もともとはサンスクリット語の「波羅密多(パーラミタ)」を語源としており、「彼岸」を意味するパーラと「至る」を意味する「イタ」が合わさった言葉でした。
お彼岸が7日間設けられているのは、もとはあの世へ行くための修行期間として設定されていたからです。
外国から渡ってきた至彼岸が日本独自の宗教観やご先祖様を供養する風習と合わさったのが今のお彼岸です。
日本以外では仏教国には、特にこのような期間は存在しません。
お彼岸にご先祖様、仏様の供養をすることで、私たち自身も死後、極楽浄土へ導かれると考えられています。
お彼岸の期間
お彼岸には3月の春彼岸と9月の秋彼岸の2つがあり、それぞれ、春分の日(3月21日ごろ)、秋分の日(9月23日ごろ)を中日として前後3日間の計7日間です。
春分の日、秋分の日は太陽が真東から上って真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。
古来、極楽は西にあるとされていて、この2つの日は此岸と彼岸が一番繋がりやすい日と考えられていました。
春分の日、秋分の日は現在ではどちらも国民の祝日に指定されており、毎年2月に翌年の日付が政府によって決定されるため、お彼岸の期間は年ごとに数日間のずれがあります。
お彼岸の迎え方
お彼岸は主にご先祖様の供養のためお墓参りや法要などを行うのが一般的です。
以下にお彼岸の迎え方と代表的な風習を紹介します。
お墓参り
お彼岸では中日にお墓参りをするのが一般的です。
普段あまりお墓参りに行く習慣がない方でも、お彼岸だけは特別という方も多いと思います。
暑さ寒さも彼岸までという言葉もあるように、この時期は比較的気候も良く、お墓参りには適した季節なので、いつもより丁寧に清掃を行い、ご先祖様の供養を行うといいでしょう。
お供え物をする
お彼岸では、春彼岸ではぼた餅、秋彼岸ではおはぎをお供え物として仏壇などに供えます。
ぼた餅はこし餡、おはぎはつぶ餡で作るのが一般的で、それぞれ、お彼岸の頃に咲く牡丹と萩の花が名前の由来になっているといわれます。
お墓参りに行く際には、他にも供花や果物、落雁、故人が生前に好きだった食べ物などをお供えするといいでしょう。
仏壇、仏具を手入れする
普段忙しくなかなか仏壇、仏具の手入れにまで手が回らないという方は、お彼岸を迎えるに当たって、念入りに清掃やお手入れをしてみてください。
古くなった仏具などはこの機会に新調するのもいいでしょう。
彼岸会に参加する
お彼岸の時期には全国のお寺で「彼岸会」「彼岸法要」と呼ばれる合同法要が行われます。
彼岸会はお寺の本堂や霊園の法要会館などで行われており、参加する際には、お布施として数千円を包むのが一般的です。
ご先祖様への供養にもなり、仏教行事のなかでもかなり盛んに行われているものなので、一度参加してみるといいでしょう。
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いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでお彼岸とはどういったものかがご理解いただけたと思います。
お彼岸にはお墓参りや仏壇の手入れを行い、ご先祖様を供養するとともに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
ただ、なかには忙しく、お彼岸といえどもなかなかお墓参りに行く時間がない方やお墓が遠方にあって行きにくい方もいるかもしれません。
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