2021.12.2
お墓っていくら?なかなか聞けないお墓に関する費用をまとめて解説!
普段の買い物とは違い、お墓を購入する機会は一生に一度あるかないかです。
そのため、いざお墓を購入する段階になって分からないことばかり、という人が少なくありません。
葬儀と同じように目安となる費用相場が分かりづらく、こちらのお財布事情を見られているようで不安、という人もいるはずです。
そんな方のために、今回はお墓を建立する際に用意しておくべき費用についてまとめました。
実際お墓を購入することになった時、何にいくらぐらい用意しておくと安心できるのかについて知っておきましょう。
お墓の値段って実際いくら?
国内最大級のお墓情報サイト「いいお墓」が2021年1月に行った「第12回お墓の消費者全国実態調査」によると、一般墓の平均購入金額は169.0万円でした。
そのうち25%が80~119万円、22.7%が120~159万円でお墓を購入していることから、80~160万円程度が一般的な相場となることが分かります。
一方、調査結果を見ると2.3%の人が39万円以下、12.1%の人が280万円以上となっています。
ここまで費用に差が出る原因について、詳しく見ていきましょう。
お墓にかかる費用の種類は?
単純に「お墓=土地と墓石」と考えがちですが、実際は他にも追加で費用を用意しておかなければなりません。
ここでは、お墓の購入に伴って必要となる3つの費用について解説します。
費用1. 永代使用料
お墓を建てるためには、まず場所を確保しなければなりません。
お墓を建てる場所を決めたら、そこを使う権利を得るために「永代使用料」を支払います。
お墓はどこでも建立できるわけでなく、各自治体が墓地用地と定めた場所にしか建てられません。
そのため、その土地を所有するお寺や霊園に対して使用料を支払うのです。
無事支払いが済めば「使用許可書」や「永代使用承諾書」が発行され、晴れてその場所にお墓を建立可能となります。
永代使用料さえ払えば墓地はずっと我が家のもの?
永代使用料を支払った後は、お寺や霊園の一部を「レンタル」した形になります。
お墓は後世まで受け継がれるものなので、お墓の世話が続く限りはその場所を所有することができます。
ただし、途中で管理者が途絶えたり、管理費を長期間支払わなかったりした場合は権利をはく奪される恐れがあるので要注意です。
あくまでも「使用権」であって「所有権」ではないことを理解しておきましょう。
永代使用料ってどこも同じ?
住居用の土地や賃貸料金が異なるように、永代使用料もさまざまな条件によって差が出ます。
主に地価や設備による差が大きく、契約する時期によって著しく変動することも珍しくありません。
また、通常1㎡あたりの使用料を基準として計算されるため、土地が広くなるほど高額になります。
他にもアクセスの良さや角地などの条件を加味した墓地独自の価格設定が適用されるので、検討する際はよく確認しましょう。
いつ、どうやって支払うの?
永代使用料は、初回の契約時に一度だけ支払うものです。
ただし通常ローンは利用できず、一括払いとなると思っておきましょう。
地価や条件によって相場が変わるため、特に東京23区ともなると1㎡あたり150~200万円になることは珍しくありません。
一方、郊外や地方であれば1㎡あたり20万円以下に設定されていることも多いので、他の費用と併せて考えましょう。
費用2. 墓石代
「購入費用のメインとなるのが墓石代です。
永代使用料は住職や管理者に支払いますが、墓石は石材店が相談先となります。
それでは、墓石代にかかる費用の内訳を見ていきましょう。
墓石代は墓石だけの値段じゃない
お墓を正面から見ると「〇〇家之墓」と書かれた墓石の本体があり、その手前に花立や香立などの付属品一式があります。
さらにその奥や地下の見えない部分には納骨室があり、それらはぐるりと外柵で囲まれています。
それら一切の部品購入金額と、工事にかかる費用を全部まとめた金額が墓石代です。
オプション作業が発生する場合は予算を大きくオーバーすることも考えられるので、余裕を持った費用プランを立てておくことが大切です。
同じ「お墓」なのに値段が違うのはどうして?
確かにどれも同じ「お墓」であることには変わりありません。
しかし、石の産出地や丈夫さ、性質などで費用に大きな差が出ます。
また住宅などと同じように、デザインをオーダーしたり細かい装飾を施したりしたお墓は、それだけ費用が上乗せされます。
工事費についても同様で、既存の墓地用地などで作業が少ない場合は割安になりますが、山の斜面などで運搬や作業に余分な手間がかかる場合は高額となるのです
このように、さまざまな条件によって値段が違ってくるので、実際には数件見積もりを出してもらうと比較しやすいでしょう。
どうやって支払う?ローンも使える?
昔ながらの石材店であれば、初回の支払いからお墓建立後の残金支払いまで原則現金と指定するケースもありますが、最近はクレジット会社と提携しているお店も増えています。
その場合は初回で一部代金を支払い、残金はローンを利用することが可能です。
費用3.墓地管理料
永代使用料が一度だけの支払いだったのに対し、管理料は毎年かかる経費です。
普段お墓参りなどの際に使用する備品の補充や水道代、ゴミの処理代など、墓地を運営していくための費用として使われます。
管理料っていくらかかるの?
墓地によって多少の差はありますが、一般的に年間で5,000~15,000円程度、高くても20,000円までが相場です。
公営霊園であれば数百円、格式の高いお寺であれば20,000円以上かかるところもありますが、大体目安として知っておくといいでしょう。
同じ「お墓」なのに値段が違うのはどうして?
確かにどれも同じ「お墓」であることには変わりありません。
しかし、石の産出地や丈夫さ、性質などで費用に大きな差が出ます。
また住宅などと同じように、デザインをオーダーしたり細かい装飾を施したりしたお墓は、それだけ費用が上乗せされます。
工事費についても同様で、既存の墓地用地などで作業が少ない場合は割安になりますが、山の斜面などで運搬や作業に余分な手間がかかる場合は高額となるのです
このように、さまざまな条件によって値段が違ってくるので、実際には数件見積もりを出してもらうと比較しやすいでしょう。
お墓を建立したらすぐに必要
お墓を建てるための契約を行い、永代使用権を得たと同時に管理料が必要です。
つまりその場にまだお墓がない、誰一人納骨していないというケースでも支払い義務が発生するのです。
万が一払えなくなった場合はどうなる?
お墓を建立する前に考えておいてほしいのが、この管理料です。
お墓を維持している限りは払い続けなければならず、もし長期間滞ってしまうと使用権をはく奪されてしまいます。
最悪の場合、お墓が処分されてしまう可能性もあるので、誰がどのように継承していくかをよく話し合っておきましょう。
場所によって管理料が違うのはどうして?
永代使用料と同じく、条件によって管理料にも差が出るものです。
特に他より広かったり、植物の管理が不可欠となったりするようなお墓では、手間がかかる分管理料も割高になる傾向があります。
お寺管理の墓地だとさらに費用がかかる?
お寺には「檀家」という制度があり、お墓を建てる場合はそのお寺の檀家になるのが一般的です。
檀家になるための入檀料や節目ごとのお布施、さらにお墓を移設や処分する際には離檀料が必要になるケースが多いので、霊園に比べるとお金がかかります。
その点も加味して、お墓を建立する場所を探しましょう。
お墓の費用やその内訳のまとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、お墓を購入する際の費用相場についてご理解いただけたと思います。
お墓の購入費用は内訳が多く、一見複雑そうに見えますが、一つずつ見ていけば何にいくらかかるのかは明確です。
内容をしっかりと理解して、実際に購入する際の目安として役立ててくださいね。
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